【考察あり】オペラ座の怪人あらすじを簡単に解説!見どころや結末の違いは?
2023/07/03
r.y6
それではまず、インターステラーの主な登場人物をご紹介していきます。
マシュー・マコノヒーが演じています。
かつてはNASAの技術者でテストパイロットを務めていた人物で、スト機を墜落させてしまった過去があり、その時のことを悪夢として見ることがある。
地球が食糧危機に陥ってNASAが閉鎖されたこともあり、コロラドでトウモロコシ農場を営んでいましたが、ある巨大な砂嵐の日に、マーフの部屋に吹き込んだ砂が、床に線を形作るのを見て、線はバイナリコードで、座標を意味していることに気づきます。
そして、座標の場所に向かうと、そこがNASAの基地であることを知り、かつての上司だったブランド博士と再会し、地球を救うための計画が遂行されていることを聞かされ、パイロットとして宇宙に向かうように打診され、パイロットを引き受けることとなります。
ジェシカ・チャステインが演じています。(幼少期は、 マッケンジー・フォイ、老年期は、エレン・バースティン)
ジョセフ・クーパーの娘であり、科学に興味を持っており、父と共に、砂嵐の日に、部屋に吹き込んだ砂が床に線を形作るのを見て、座標を意味していることに気づきました。
地球を救うために宇宙に向かうことにしたジョセフに反対し、和解しないまま別れる。
NASAのブランド博士の下で一緒に研究するようになり、人類をスペースコロニーで宇宙へ脱出させるための方程式を解く協力をする。
アン・ハサウェイが演じています。
著名な科学者であるジョン・ブランド教授の娘で、自らも科学者で、宇宙船エンデュランス号で、人類が存続できる星の調査のために宇宙に向かいます。
マイケル・ケインが演じました。
NASAで働く科学者で、かつてはジョセフ・クーパーの上司だった。NASAが表向きは閉鎖されたあとも、人類を危機から救うために研究を重ねており、「ラザロ計画」を主導している人物です。
人類が住める星を見つけるために宇宙に向かった者たちが見つけた3つの星の調査のために、宇宙船「エンデュランス号」を向かわせ、何かに導かれてNASAの基地にやって来たクーパーにパイロットを頼んだ人物でもあります。
マット・デイモンが演じています。
ヒュー・マンは、最高の科学者と評されており、「ラザロ計画」はマン博士なしでは実行できなかったと言われている。氷で覆われた星から地球に人類が生存可能であることを信号で伝え、冷凍睡眠につきました。
クーパーたちに起こされ、氷の下の地表では人類が生存可能であることを説明すしましたが、実は、データはすべてねつ造で、生きたいと願う願望から地球に信号を送っていたことが明らかになります。
続いては、インターステラーのあらすじを詳しくご紹介していきます。
かつてはNASAの技術者でテストパイロットを務めていましたクーパーでしたが、地球が食糧危機に陥ってNASAが閉鎖されたこともあり、コロラドでトウモロコシ農場を営んでいました。
娘のマーフは、自分の部屋の「本棚から勝手に本が落ちる現象」を“幽霊の仕業”だと思っていましたが、ある日クーパーはそれが何者かによる重力波を使った二進数のメッセージではないかと気が付きます。
ある巨大な砂嵐の日に、マーフの部屋に吹き込んだ砂が、床に線を形作るのを見て、クーパーは娘の部屋のその現象に規則性を見出し、何かのメッセージであることに気付き、線はバイナリコードで、座標を意味していることを解読します。
その座標の場所に向かうと、そこは、閉鎖されたはずの、NASAの基地があったのです。
そこえ、クーパーは、かつての上司だったブランド博士と再会し、地球を救うための計画が遂行されていることを聞かされます。
それは、「ラザロ計画」と呼ばれ、その内容は、
というものでした。
さらに、生存することが出来る惑星で、重力制御を可能にして大規模なスペースコロニーを作り、全人類を移住させるか、人類の受精卵を生存可能な惑星で人工培養するかのプランが練られていました。
そして、クーパーは、パイロットとして宇宙に向かうように打診され、パイロットを引き受けることとなります。
2年をかけ、無事に土星近くのワームホールを抜けた乗組員たちはまず、シグナルがあった3人のうち、ミラー飛行士が待つ水の惑星へ向かいました。
ブラックホールが持つ巨大な質量により、水の惑星での1時間は地球での7年に相当することが判明します。
クーパーたち乗組員たちは、ロミリーを残した3人で水の惑星に降り立ち、ミラー飛行士の姿を探索します。しかし、そこにあったのはミラーが乗っていたと見られる着陸船の残骸でした。
さらに、ブラックホールの近くのために潮汐力が働き、山のような巨大な津波が押し寄せてきて、急いで船に戻る一行でしたが、乗り遅れたドイルは死亡してしまい、船に大量の水が入ったことで発射までに時間がかかってしまいました。
何とか水の惑星を脱出して宇宙船に戻ったクーパーとアメリアでしたが、宇宙船で待つロミリーはすでに歳を重ねており、23年もの月日が経っていたことを知らされるのでした。
23年の月日が経っていたのは、地球も同じで、娘のマーフは地球出発時のクーパーと同い年になっていました。
マーフは研究員として、ブランド教授のもとでプランA『生存することが出来る惑星で、重力制御を可能にして大規模なスペースコロニーを作り、全人類を移住させる』プランの研究に取り組んでいました。
そんな中、ブランド教授は老齢から死が迫っていました。そして、死ぬ間際のブランド教授は、すでに重力方程式を解いており、プランAの重力制御は事実上不可能であることを告げるのでした。
燃料が少なくなっている宇宙船は、信号が届いている、「ラザロ計画」の先駆者であり天才科学者のマン博士がいる惑星『氷の惑星』かエドマンズ博士が発見した惑星、次にどちらに向かうか皆で検討します。
そんな中でアメリアはエドマンズ博士の惑星へ向かおうと強く言います。しかし、アメリアはエドマンズ博士の恋人であることを見抜かれてしまい、結局マン博士の惑星へと向かうことになりました。
氷の惑星に到着した一行は、マン博士が設営したキャンプで冷凍睡眠しているマン博士を起こします。
そして、目覚めたマン博士は、「ラザロ計画」の真の目的はプランBであることを告げ、今いる地球の人類よりも種としての人類を残すという計画を、ブランド教授は混乱を防ぐために事実を隠蔽していたことを明かします。
その後、マン博士は惑星の探索にクーパーを連れ出し、クーパーに襲いかかります。マン博士は氷の惑星に到着した当初から、この惑星で人類が生存できないことを悟っており、彼は孤独に死ぬことを恐れ、生存可能であるという嘘のデータを地球に発信していたのです。
宇宙服を壊されたクーパーは窒息死かけていましたが、アメリアに救助され助かったものの、マン博士が仕掛けた爆弾により、キャンプにいたロミリーが殺されてしまいます。
さらに、マン博士は宇宙船を奪おうとしましたが、不完全な宇宙船へのドッキングにより減圧してマン博士は吹き飛ばされました。
被害を負った宇宙船には地球に還るための燃料は残っておらず、ブラックホールへ接近し、ペンローズ過程を利用してエドマンズの惑星へ向かう以外にありませんでした。
ブラックホールへ近づくことにより、再び地球との時間の差が生まれることは分かっていましたが、それ以外に方法は残されていませんでした。
ブラックホールへ接近した宇宙船からクーパーとTARSがそれぞれ乗っているランダーを切り離すことで、アメリアをブラックホールの軌道上から脱出させることに成功します。
クーパーと人工知能ロボット・TARSはブラックホールへと落ちていきます。そして、“彼ら”が作ったと思われる「4次元超立方体テサラクト」へたどり着きます。
クーパーはそこが、マーフの部屋を通じて「過去・現在・未来」がつながっていることに気付き、過去のマーフに対して信号を送るものの、過去を変えることはできません。
そこで、未来を変えようとTARSに収集させたブラックホールのデータをバイナリに変換し、マーフに渡した腕時計の秒針を使ってデータを送り続けることにします。
そして、マーフは、腕時計の針の動きに異変を感じ、それがモールス信号であること、父親からのメッセージであることに気付き、送られてきたブラックホールの特異点のデータをもとに、マーフは不可能だった重力方程式を解くことに成功するのです。
その瞬間、クーパーがいる4次元超立方体テサラクトは閉じ始めて、別のワームホールへと吸い込まれ、クーパーは病室で目を覚ましました。
そこは、土星の軌道上に建造されたスペースコロニー、その名も「クーパー・ステーション」で、クーパーは宇宙に漂流していたところをたまたま探索船にTARSとともに発見されて救われたのでした。
クーパーは、マーフのおかげでスペースコロニーが建造でき、地球の人類が救済されたことを知ります。そしてクーパーはついに、マーフと再会します。
彼女は年老いていましたが、大勢の子供や孫たちに囲まれていました。
そして、クーパーは、エドマンズの惑星に向かったアメリアを探しに行くように促され、クーパーは修理したTARSと共にアメリアのいる惑星へと出発します。
エドマンズの惑星にたどり着いたアメリアは、エドマンズはすでに亡くなっていることが分かります。しかし、そこは生身でも呼吸ができる環境でした。
エドマンズのいた星こそ、地球の代わりとなる新たな星だったのです。
続いては、インターステラーを理解するために必要な物理やなどの知識を解説します。
ラザロという名前は、聖書に登場するユダヤ人と同じ名前です。
聖書に登場するラザロは一度死んでしまったものの、キリストが起こした奇跡によって蘇生を果たした人物です。
クーパーは、ラザロという名前に、一度死んでいる=人類は生き残れないと解釈し、不吉だと言いますが、ブランド教授は「生き返ったのだ」と反論します。
このセリフから、恐らくブランド教授にとってプランBを遂行するためにラザロ計画が立ち上がったのではないかと推測できます。
マン博士もプランBについて知っていたので、恐らく最初からプランBが目的で、その後人類を救う目的のプランAが取って付けられたのでしょう。
また、クーパーの名前は“ジョセフ”で、新約聖書の中で聖母マリアの夫であり、キリストの父として登場するヨセフ(ジョセフ)と同じ名前です。
さらに、最初に人類を救おうと立ち上がった先遣隊の乗組員は12人いました。人類を救うために立ち上がる12人はキリストの使徒をイメージできます。
重力が強い場所では、時間の進み方が遅くなります。
クーパーたちはここで大津波に巻き込まれ、脱出に時間を取られたことにより、23年分もの時間を過ごしたこととなりました。
このように、重力は時間に大きな影響を及ぼします。重力が大きいブラックホール中心の特異点に到達する前、光すら戻れなくなる地点“事象の地平線”の存在から、重力は光の速度さえ遅くすることがわかります。
ブラックホールの外側にいる人からは、事象の地平線の先はほとんど時間が止まっているように見えますが、地球時間では何十年もの時が流れています。
身近な一般相対性理論で言うと、GPSです。
アインシュタインの一般相対性理論によると、地球の中心からやや離れている分、衛星に働いている重力は地上に比べて弱いため、衛星と地上で時間の遅延が発生します。
2つの地点で感じている時間のスピードが、わずかに異なるのでる。このわずかな時間差は、地上での数メートルの誤差になる。この差をあらかじめ衛星は見積もり、地上との時間を「同期」させているのです。
「ブラックホール」とは大質量を持つ天体で、重力が大きくて光すら吸い込まれてしまいます。
ブラックホールの中心点は、非常に高温、かつ凄まじい重力、超高エネルギーな状態となっており、こんなところに踏み込んだら生物など一瞬で原子レベル、いやそれ以上のレベルにまで分解されてしまいます。
クーパーが突っ込むことになったガルガンチュアブラックホールは、太陽の10億倍もの質量を持つ超巨大な重いブラックホールであったから、ブラックホールに入った序盤では大した重力(潮汐力)を受けず、つぶされることなく突入できたのではと考えられます。
クーパーたちがたどり着いた5次元の「テサラクト」という空間。このテサラクトは一時的に5次元の存在になれる空間と考えられます。
人間が今生きている世界は3次元空間に時間の概念が加わった4次元となっています。4次元は基本的に空間を移動することは可能ですが、時間を移動することはできません。
しかし、5次元空間では時間と空間を自由にコントロールすることができます。そのため、過去・現在・未来のマーフへメッセージを伝えることが出来たのでしょう。
クーパーは、テサラクトから見えるマーフィーの部屋に重力で影響を及ぼして、データを伝えようとしました。
その方法が、二進法とモールス信号です。
私たちが普段使っている十進法が「10」を基準にして進んでいくのに対して、二進法は「2」が一区切りになります。0と1を繰り返してカウントする方法です。
モールス信号は「・(トン)-(ツー)」という短音と長音を組み合わせる方法です。
クーパーが考えたのはこの2つを組み合わせて、重力のデータをマーフィーに伝える方法で、マーフィーが持つアナログ時計の秒針で、情報を送り続けました。
続いては、インターステラーでわかりづらかったポイントをご紹介していきます。
クーパーがたどり着き、マーフと再会を果たした、「クーパー・ステーション」という大規模スペースコロニー。
マーフはブランド教授の死後も諦めず、研究を続けていきクーパーの送ったデータによって大規模スペースコロニーの打ち上げに成功し、人類の移住に成功しています。
しかし、ラザロ計画は成功したわけではなく、あくまでもプランAの計画が進んでいる状態です。
ブラックホールへ接近した宇宙船からクーパーとTARSがそれぞれ乗っているランダーを切り離し、アメリアをブラックホールの軌道上から脱出させることに成功した後、エドマンズの惑星にたどりアメリアは到着しました。
しかし、ラストシーンでエドマンズの墓が映り、エドマンズはすでに亡くなっていることが分かります。
エドマンズの死因は明らかにされていませんが、何らかのアクシデントが発生した可能性が高いと考えられます。
マーフにデータを送り続けていたクーパーが、その後土星付近を漂流しているところを発見され、無事に助かったのは、作中で存在が示唆されていた5次元人のおかげである可能性が考えられます。
映画のなかでは、生き残った理由などはとくに描写されていないため、あくまでも予想になります。
映画で、エドマンズの惑星は、宇宙服がなくとも呼吸ができる事が分かります。移住可能な星として考える事ができます。
そして、まず移住可能の場合、アメリアが乗っていたエンデュランス号には受精卵が残っていたので、それらを孵化させ、人口培養と代理出産を行い人口を増やす、プランBを実行しする可能性が考えられます。
逆に移住不可の場合、エドマンズと同じ運命をたどるか、あるいは、誰かが助けに来ることを信じてコールドスリープに入る選択を取るかもしれません。
クリストファー・ノーラン監督は、『インターステラ―』は宇宙の映画ではなく、家族の映画だと主張しています。
水の惑星の次に、クーパーは生存信号を送っているマン博士の惑星に行くことを推すが、アメリアはエドマンズ博士の惑星を優先すべきだと主張しました。
クーパーはエドマンズがアメリアの恋人であったことを見抜き、判断に私情を挟んでいると指摘します。
アメリアはその指摘を認めた上で、
「私たちは理論に縛られすぎていた。聞いて。だって愛は人間が発明したものじゃない。」「10年も会ってない人に銀河を超え引き寄せられている。おそらくもう死んでいる人に。愛は私たちにも感知できる。時間も空間も超えるの。愛が未知の力でも信じていいと思う」と語ります。
実際、恋人の星が正しいと主張して実際にその星へ向かった、つまり恋人の「愛」を信じたアメリアは助かっています。
1番重要なテーマとして「人類を救うのは愛」という人メッセージが込められた作品なのです。
「どれぐらいSFの知識があるか?」「どれぐらいブラックホールやワームホールや特異点や5次元などの知識があるか?」という、観賞する側が持っているそもそもの前提知識保有量によって、感想が大きく変わってくる映画かもしれません。
それでも、インターステラーは、SF映画として、理解するのが難しいシーンが多いものの、愛が重要であるというわかりやすいメッセージなどの理由から、評価の高い作品です。
続いては、インターステラーが好きな人におすすめのSF映画をいくつかご紹介させていただきます。
優秀な遺伝子のみを持つ人間によって支配された近未来。自然出産で生まれた「不適正者」の男は、優秀な遺伝子を持つ元エリートのIDを手に入れて宇宙開発会社に入社する。そして夢だった宇宙飛行士に選ばれるが、出発間近に事件が起きる。
ウクライナ・キエフのオペラハウスにてテロ事件が発生した。特殊部隊に偽装して突入したCIA工作員の男は、ロシア人たちに捕らえらてしまうが、やがて今回のテロと対処任務そのものがテストだったことが明かされる。そして彼に課された使命は、時間移動が可能になった未来の世界から来た敵と闘い、第三次世界大戦の勃発を防ぐことだった。
映画『インターステラー』について、ご紹介してきました。
インターステラーは、SF映画として、理解するのが難しいシーンが多いものの、愛が重要であるというわかりやすいメッセージなどの理由から、評価の高い作品です。
シーンごとの解説を確認して理解を深めてみてくださいね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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インターステラーは、大人気映画監督・クリストファー・ノーランの代表作です。SF映画の最高傑作として大人気であり、2014年の公開から10年近く経っても人気を集めています。
インターステラーは作中をとおして「愛」がテーマの作品ですが、難解な宇宙に関する言葉が使われたり、解釈が難しいシーンがあったりと疑問に残るポイントが多いのも事実です。
本記事では、インターステラーのあらすじや解釈が難しい場面について解説します。クーパーが助かった理由や、アメリアの最後についても解説するので、気になる人はぜひ最後まで内容を確認してみてください。