木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
2019/05/29 更新
寝屋川事件をご存知ですか?大阪府寝屋川市で起きた中学生殺人事件で、容疑者の山田浩二が死刑判決をされた事件です。この容疑者山田浩二には数々の前科があり、その異常性に同級生からも敬遠されていました。今回は事件の概要と容疑者の前科について徹底調査しました!
テレビのニュースや新聞記事などでは、事件報道などを絶え間なく目にします。最近では自動車での事故が頻繁に起こっています。それと同じように、人が亡くなったという報道も目にしています。
そんな中、2015年の8月には痛ましい事件が起きました。大阪の寝屋川に於いて、当時中学生の男女が殺害されたのです。
そんな寝屋川事件とは一体どんな事件だったのでしょうか、また犯行を犯した山田浩二とはどんな人間だったのでしょうか。今回はその寝屋川事件と、山田浩二について詳細に調べてみました。
8月13日の午後11時半頃、高槻市の物流倉庫駐車場で1人の遺体が発見されます。しかも粘着テープで縛られており、30箇所以上の切り傷があったのです。それから一週間ほど経った21日の午前1時15分頃、一部白骨化したもう1人の遺体が発見されます。
最初に発見された遺体遺棄現場には、発見時間の1時間ほど前に不審な車が止まっていたことが分かりました。その持ち主の平田浩二には前科が有り、容疑者としてマークをしていたのです。その容疑者の平田浩二が、柏原市の竹林に立ち寄ったのを不審に思い、付近を捜索した結果もう一つの遺体を発見したのです。
この遺体遺棄事件が端緒になり、2人の遺体が発見されたのです。そしてこの事件が世間では、寝屋川事件と言わています。
この寝屋川事件の被害者は、当時中学1年生の男女でした。寝屋川中学校1年生の平田奈津子さんと、同じ1年生の星野凌斗くんでした。平田奈津子さんは、4姉妹の末っ子として育っています。寝屋川中学校では、吹奏楽部に所属しておりトロンボーンを担当していました。
星野凌斗くんは、同じく寝屋川中学校の1年生です。部活はテニス部に所属しており、母親と妹2人の母子家庭と言うことです。母親は過去に、3度の結婚をしていると言うことです。普段の凌斗くんは、現金はあまり持ち歩いていなかったと言われています。
事件当日の星野凌斗くんは、平田奈津子さんに会いに行くと言って家を出ています。その30分後には、自宅近くのコンビニで目撃されています。当時の2人には、お互い付き合っていた恋人がいると言うことですので、単なる遊び友達だったと考えられています。
被害者の平田奈津子さんや星野凌斗くんと、容疑者平田浩二との接点はどうなっているのでしょうか。容疑者である平田浩二は、平田奈津子さんとは初対面だと話しています。初対面である平田奈津子さんに声をかけ、自分の車に乗せていたと話したのです。
一方の星野凌斗くんについては、容疑者の平田浩二は何も語っていません。星野凌斗くんと平田浩二が知り合いだとは考えにくく、初対面だった可能性が高いと思って良いでしょう。
被害者である星野凌斗くんは、可愛い顔立ちのため学校では評判だったようです。容疑者である平田浩二は、過去に男の子に声をかけて監禁した前歴があるのです。道を教えて欲しいと当時中学2年生の男子の声をかけ、手足をロープで縛り上げました。
その後男子生徒から金品を取り上げたあと、わいせつな行為をして逮捕されています。その時の被害者数は、男子生徒7人を数えたのです。中学時代から平田浩二は、男性に興味があったとの話もあるようです。
可愛い顔立ちとして評判だった星野凌斗くんに、目を付けた可能性はあるのではないでしょうか。そうなるとこの犯行は、星野凌斗くんを狙った犯行だとも考えられるのです。
寝屋川で起こった、男女中学生殺人事件。その容疑者として、山田浩二という男が浮かび上がります。山田浩二には前科が有り、平田奈津子さんの遺体遺棄現場の防犯カメラには、山田浩二の所有する車が撮影されていたのです。
その事から山田浩二が、容疑者として浮かんできたのでした。その山田浩二という容疑者は、どのような人物だったのでしょうか。
寝屋川事件の容疑者山田浩二は、1970年に大阪枚方市に生まれています。両親と妹の4人家族でした。父親はパン屋をしており、母親はパートとして働いていたのです。両親は比較的大人しく、ご近所付き合いもあまりしていなかったようです。
山田浩二は小学生の時に、近所の駄菓子屋などで万引きをしていたそうです。万引きした品物を、得意げに友達に見せていました。また家からお金を持ち出して、友達に驕ったりもしていたようです。
同級生の話では1人でいることが多くて、クラスメートとも距離を置いていたと言っています。また気に入らないことがあれば、急にハサミを振り回したりもしたそうです。子供の頃から、このような異常行動が表れていたのでしょう。しかも女性に対してのコンプレックスもあったようなのです
中学校時代には、ワンダーウォーゲル部に所属していたようですが、表だった活躍もしていません。また不良グループにも入っていなかったようです。勉強もダメだしスポーツもダメ、弱いものイジメは大好きだったと言うことです。
中学卒業後は、高校への進学はしていません。仲間と一緒にバイクで走り回っていたようです。家族とは一緒に生活していたようですが、アルバイトなどで転々として家に帰らなかったこともあったようです。しかも繁華街などで、窃盗やシンナーの密売などをしていたのです。
暴力団との付き合いもあったようで、麻薬の横流しもしていたと言われています。働いていた様子はないようですが、お金周りはそこそこあったようです。犯罪などで稼いでいたのかもしれません。本人も、「稼いでいた」と豪語することもあったようですね。
寝屋川事件の容疑者、山田浩二は何度か改名をしています。最初の名前は、渡利浩二と言っていました。同級生の間では「変態渡利」とも呼ばれていました。中学校を卒業してからは、数々の犯罪を起こしています。2009年から2014年の5年間は、徳島刑務所に服役をしています。
その時に知り合った女性と、獄中結婚して柴原浩二を名乗りました。しかし結婚生活は長く続かなくて、まだ服役中に離婚をしてしまいます。それから旧知の知り合いと養子縁組をして、山田浩二と名乗るようになったのです。
寝屋川で中学生の男女を殺害した容疑者山田浩二は、どんな生活をしていたのでしょうか。被害者である平田奈津子さんを狙ったのではなく、星野凌斗くんが目的だったのではないかと言う話もあります。
山田浩二には、変わった性癖があったようなのです。どんな性癖があったのでしょうか?
山田浩二には、男性でも女性でにも興味を持つ「バイセクシャル」だと言われています。どこでそう言われるようになったのか、中学生の同級生は次のように話しているのです。「中学生の頃、彼は男性器に興味を持っていた」と話しています。そして○ン○ンをしゃぶってみたいとも言っていたそうです。
2002年には、中学生の男子をナイフで脅かし車に連れ込んでいます。その男子中学生には手錠を掛け、ズボンに手を入れられ下半身は触られたりしたそうです。そんな過去のことがあるので、バイセクシャルではないかという噂になったのです。
山田浩二は自分のFacebookのアカウントを持っていたようです。事件があった後にも、大阪の通天閣や千葉のカレー屋に立ち寄ったことを投稿しています。実家に帰ったことも投稿しており、頻繁に更新していたことが覗えるのです。その投稿に時々コメントしている、中谷加奈子という女性がいます。
コメントの様子からして、とても親しい間柄が覗えるのです。それと犯行当時には、山田浩二の車に同乗者が居たという情報もあります。山田浩二自身も、星野凌斗くんは同乗者が口を塞いでいたらいつの間にか死んでいた、と言う話もしています。
そうなるとその同乗者が中谷加奈子だという可能性も出てきます。ネット上では、中谷加奈子も共犯ではなきという話もあるようですが、それが本当の話かは確証が持てません。いろいろな情報が流れているので、どの情報が本当なのか分からないのが現状なのでしょう。
山田浩二は、どうしてこのような犯罪を犯す性格になったのでしょうか。父親は真面目にパン屋を営んでおり、母親はパートで働いているのです。
公団住宅で親子4人で暮らしていたのですが、当時の団地住民から話を聞くと思わぬ事が浮かび上がってきたのです。
山田浩二の家族構成は、父親と母親、それと妹の4人で枚方市で生活していました。初めは公団住宅だったのですが、あとから枚方市内に一軒家を購入して生活しています。家族での近所づきあいは、ほとんどしていなかったようです。
ご近所の話では、とても汚い家で玄関の両脇には不要品が乱雑に置かれていました。二回のベランダなどには、子供のオモチャや散乱していてゴミ屋敷と言ってもイイ有様でした。
山田浩二と母親の仲も悪いようで、よく家の中から母親の怒鳴り声が聞こえていたそうです。時々山田浩二は家からお金を盗み取って、近所の駄菓子屋などで年下の子供たちにお菓子を買ってあげていました。そんな素行の悪さなども有り、両親は山田浩二に手を焼いていたのかもしれません。
山田浩二が家族と共に住んでいた家からは、異臭がしていたとも言われています。ゴミ屋敷と言ってもイイ状態だったようでしたが、猫を飼っていたようなのです。しかし飼っていた猫の死骸を、処分もせずに放置していました。
その死骸の異臭が漂って、虫が湧きだしている状態だったのです。そんなこともあり、ご近所とのトラブルもあったと考えられます。だんだんと家族は住みづらくなって、マンションに移り住んでいるのです。
山田浩二は、母親からの愛情をあまり受けないで育ったようです。幼い頃から母親に怒鳴られており、可愛がって育てられた形跡は見られなかったようなのです。その事によって、山田浩二の性格が形成されたと思われます。
山田浩二には、数々の前科があります。しかもその前科がほとんど、性犯罪に関係するものでした。それ以外にも窃盗などの前科が有り、少年鑑別所に入所したりしています。
未成年の頃から、様々な犯罪に身を染めていたようなのです。前科の中でも主な性犯罪について、これから見てみたいと思います。
2002年には、同じ寝屋川で当時中学生の男子に声をかけています。寝屋川駅までの道を教えて欲しいと言って、自分の車に連れ込んでいます。そしてその中学生の少年に手錠を掛けて、両手両足を粘着テープで縛って自由を奪ったのです。
自由を奪ってから携帯やサイフを奪い、少年の股間に手を伸ばしたりして性的は悪戯もしているのです。この後にも事件を起こしており、同じように17歳の少年2人を車に誘い込んでいます。そしてナイフで脅し、顔に何かの液体を掛け火を付けたのです。
少年を目的とした犯罪は、8件ほど起こして逮捕されています。判決では12年の懲役刑を受け、2014年には出所しているのです。
2002年に複数の中高生男子を監禁した山田浩二。その裁判では、懲役12年の判決を受けました。2014年に刑期を終えた山田浩二は、その翌年には寝屋川事件を引き起こしたのです。
刑期を終えた山田浩二は、福島原子力発電所の、除染作業員として働いていたのです。実家には時々帰省していたようで、その帰省している時間に寝屋川事件を引き起こしたのです。
出所して1年以内に殺人事件を起こすというのは、根っからの悪人と言っても良いでしょう。
2015年8月に大阪の寝屋川で死体遺棄事件が起こります。その犯人として逮捕されたのが、山田浩二でした。被害者は、当時中学一年生の平田奈津子さん、同じく一年生の星野凌斗くんの2人です。
逮捕後の山田浩二容疑者は黙秘を続けていたのですが、初公判の時には驚きの行動を起こすのです。
寝屋川事件が発生してから3年後、山田浩二に対する初公判が開かれます。逮捕後の山田浩二は、事件の詳細については黙秘を続けていたのでした。初公判で山田浩二の口から何が語られるのか、世間では注目の的だったのです。
山田浩二は、明るい緑色のつなぎ姿で入廷しました。裁判長から証言台に進むように促されると、「ご遺族の方はいらっしゃいますね?」といきなり話し出したのです。その言葉は「経緯はどうあれ、死という形になったのは私のせいなのです。殺すつもりはありませんでした。」などと土下座して話し出したのです。
裁判長の制止するのも聞かずに、山田浩二はなおも話し続けたのです。「本来なら遺族の顔を見て謝罪するのですが、遮断されていますから声なら届くと思いまして…」と2度も土下座をして話したのです。
2度の土下座をして、話し続けた山田浩二。その口からは信じられない言葉が、出てきたのです。被害者の1人平田奈津子さんについては「殺すつもりはありませんでした。」という内容を話し出したのです。
「気がついたら私の手が首に触れていたのです、その時になくなったような気がします。」と起訴内容を否認したのでした。また星野凌斗くんにたいしても「起訴状には殺人とありますが、殺意は全くありません。」とこれも起訴内容を否認したのでした。
「星野凌斗くんが大量の汗をかいて体調不良になったのです。そして全身に痙攣を起こして息をしなくなったのです。」と山田浩二は語って、殺害を否定しているのです。
山田浩二が起こした、寝屋川事件。何度かの公判を終えて、2018年12月19日に判決が言い渡されました。大阪地裁は山田浩二に対して、死刑判決を言い渡したのです。弁護側は、星野凌斗くんに対しては無罪、平田奈津子さんに対しては殺意を否認し懲役12年が妥当だと主張していたのです。
しかし大阪地裁は「死体の鑑定結果などを見ても被告人山田浩二が、被害者平田奈津子さん、星野凌斗くんを殺害したのは間違いない。」という判断で、弁護側の主張を退け検察側の主張に沿った判決になったのです。
しかしこの判決を不服として、弁護人と被告は上告をしました。2019年5月18日付で、被告人山田浩二は、控訴を取り下げました。この事により昨年2018年12月19日に下された判決、死刑が確定したのです。
寝屋川事件の加害者、山田浩二。幼い頃から母親の愛情を知らずに育ったようです。それが山田浩二の性格を、形成したのかもしれません。しかし山田浩二は、産まれ持った性癖を持っていたとも思われます。
その事が原因で、母親からの愛情を受けることが出来なかったのではないでしょうか。いずれにしても山田浩二の手によって、多くの中学生が被害に遭っています。そして、2人の中学生の命が、奪われているのです。
その事は許されることではありません。将来のある若者の命を奪ったことは、絶対に許されないのです。自ら上告を取り下げることで、死刑が確定しています。しかし2人の命は帰ってきません。もうこんな痛ましい事件は、起こらないことを願いたいですね。
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