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2023/12/28
大今里
『セクマイ』と略されている言葉は、『セクシャルマイノリティ』といいます。最近よく『LGBT』という言葉を聞く機会も増えているのではないでしょうか?どちらかと言えば、メディアなどでも『LGBT』という言葉を使って特集が組まれることが多くなってきているようです。
『セクシャルマイノリティ』と『LGBT』は、実は言葉の意味が少し違うのです。本記事で、言葉の違いなどを理解していただき、皆さんに少しでもこの言葉を理解していただければ幸いです。日本は、正直なところ海外に比べると遅れている部分もあります。みんなで、過ごしやすい環境を作ることも大切なことでしょう。それでは、ご覧ください。
ここでは、皆さんが一度は聞いたことがある『セクマイ』と略されている言葉の意味について紹介をしていきます。『セクマイ』とは『セクシャルマイノリティ』のことを指しています。
皆さんは、この言葉の意味をご存知ですか?知らなかった人もこの記事を読んでいただければわかると思います!
上記でも簡単に説明をしましたが、『セクマイ』とは、『セクシャルマイノリティ』の略語のことです。英語では、「Sexual Minority」となります。これをそのままカタカナ表記にしたものが『セクシャルマイノリティ』であり、日本ではカタカナ表記されるようになりました。
『セクマイ』の他には、性的マイノリティ、ジェンダー・マイノリティ、性的少数派、などの言葉を使うことがあります。
『セクシャルマイノリティ』は、性的少数者のことを指しています。性的少数者というと、両性愛者、同性愛者、性同一性障害を含むトランスジェンダーなどを指します。
最近では、『LGBT』以外にも、「LGBTIQ」や「LGBTs」なども含むようになってきています。
『セクマイ』=『セクシャルマイノリティ』と『LGBT』の違いについてここでは詳しく紹介をしていきます。言葉の意味などもしっかりとみていきましょう。
『LGBT』とは、言葉を一つずつ分解してみると意味が理解できるようになっています。すべての頭文字をとってからつけられた言葉ということです。
海外では、性的少数者の象徴として、現在議論されているのが「虹(レインボー)」です。『LGBT』の代名詞として使用したいという意見が出ているようですが、中々うまくいかないところもあるようです。「虹(レインボー)」は、様々なところで使われているもので、例えば、オリンピックの五輪旗にもこの色は使われています。オリンピックの場合は、人種や民族の平等や多様性などを示しているそうです。それ以外だと政治的な活動(スローガンを含む)などにも使用されているようです。
現在、この「虹(レインボー)」を象徴としているのは、「ゲイ・コミュニティ」のみだそうです。自分たちのプライドを証明し、セクシュアリティの多様性を「虹(レインボー)」で表現していると言います。
「虹(レインボー)」には、色の境界線などもなく、いろいろな色がたくさん共存しあっているなどと言われています。様々な思いがこの「虹(レインボー)」色に込められていることが分かります。
L=Lesbian(レズビアン)を指します。意味は、女性が女性を愛する人のことです。女性同士の同性愛者という意味になっています。
G=Gay(ゲイ)を指します。意味は、男性が男性を愛する人のことです。男性同士の同性愛者という意味になっています。
B=Bisexual(バイセクシャル)を指します。日本語で言うと、「同性愛者」を指します。男性と女性をどちらも好きになる(恋愛感情や性的欲求)などを持つことを意味しています。
バイセクシャルに関しては、自分の性別がどうなのかということは関係ないことになります。
『セクシャルマイノリティ』は、はLGBT以外の性的少数派も含む言葉として使われています。性的少数者になる人達のことを総称することができる言葉が、『セクシャルマイノリティ』です。
LGBTは、先ほど上記で紹介をした4つの意味を持つ人々のことを指す言葉としてあります。
「Xジェンダー」とは、自身の心の中に思っている性別が「男」・「女」に分けることができないトランスジェンダーのことを指します。わかりやすく言うと、自分の性別が中間である「中性」やどちらにも属する「両性」、どちらにも属することがない「無性」などもこれに該当されます。
また、その時々で性別が変わってしまう「不定性」も「Xジェンダー」に該当することになるようですね!
「アセクシュアル(エイセクシュアル)」(Asexual)とは、他人に対して恋愛感情や性的欲求を示さない人のことを言います。ここで注意をしてほしいことは、意識的に恋愛をしない人ではないということになります。
「ノンセクシャル」(Nonsexual)とは、他人に対して性的欲求を持たないということを指します。
ノンセクシャルの場合は、恋愛感情を相手に抱くことが多くあります。パートナーとの性的関係などで問題が起きてしまうことがあるようです。これが、「アセクシュアル(エイセクシュアル)」とは違うところですね。
「クエスチョニング」とは、自身のジェンダーや、性的思考などを決めてない人、もしくは決まってない人のことを指します。まだ「探している」状態や、「迷っている」人もここに含まれることになります。
ここでは、『セクシャルマイノリティ』の人たちが自分立ちで作った言葉(用語)をいくつか紹介をしていきます。芸能界と同じように、業界用語のようになっていて初めて聞いた人は分からないかもしれませんね。
皆さんはこれらの言葉を聞いたことありますか?それではちょっとだけディープな中身を見ていきましょう!
『セクマイ』=『セクシャルマイノリティ』の用語集①と題しまして紹介をさせていただきます。面白い言葉の意味などもありますので是非ご覧ください!
ディープな用語集をぜひ最後までご覧ください。それでは見ていきましょう!
まずは、「ボイ」という用語(言葉)。この意味を皆さんは知っていますか?
『ボイ』=ボーイッシュの略だそうです。ファッションや見た目などをがボーイッシュでかっこいいことを言います。ボーイッシュのレズビアンを指す用語(言葉)となります。
次に紹介をするのは、「タチ」という用語(言葉)。この意味を皆さんは知っていますか?
『タチ』=性行為をするときに男側になる人のことを指す言葉です。リードする側といってもいいでしょう。
次に紹介をするのは、「熊系」という用語(言葉)。この意味を皆さんは知っていますか?
『熊系』=体毛が濃い人や髭がしっかりとある人の同性愛者や両性愛者という意味があるそうです。男性らしい人のことを指していて、ゲイの方が好む傾向が多いそうです。
『セクマイ』=『セクシャルマイノリティ』の用語集②と題しまして紹介をさせていただきます。面白い言葉の意味などもありますので是非ご覧ください!
ディープな用語集をぜひ最後までご覧ください。それでは見ていきましょう!
次に紹介をするのは、「イカニモ」という用語(言葉)。この意味を皆さんは知っていますか?
『イカニモ』=「いかにもゲイだとわかる見た目」をしている人のことを言うそうです。「イカニモ」系に当てはまる必須条件は、ヒゲと短髪であることだそうですよ!
次に紹介をするのは、「フケ専」という用語(言葉)。この意味を皆さんは知っていますか?
『フケ専』=年配の男性を好きな人を指す言葉です。10歳~20歳の年の差があるとこれに該当するそうです。
次に紹介をするのは、「ドラァグクイーン」という用語(言葉)。この意味を皆さんは知っていますか?
『ドラァグクイーン』=基本的な意味は、派手な女装をしている人のことを指します。女装が好きな人たちの間で生まれた言葉でもあるので、バイセクシャルやゲイの男性が多くいるようです。
『セクシャルマイノリティ』の人は日本にどれくらいいると思いますか?ある会社が、統計を取っているようなのですが、実はこの統計も確実な数字でない可能性があるそうです。
その理由としては、自分で「言うことができなかった」もしくは「言えなかった」人がいるとされています。確実な数字ではないのですが、大体これぐらいではないだろうか?という数字を紹介していきたいと思いますので見ていきましょう。
とあるAの会社が2015年に『セクシャルマイノリティ』の統計を取ったところ、人口の7.6%程度だということが分かりました。13人に1人の計算ということになるようですね!
もう一つの会社Bが調査した『セクシャルマイノリティ(LGBTを含む)』の2016年度の結果によると、人口1.2%程度だということが分かりました。
同じ会社の調査ではないものの、数字がこれだけ違うことが分かります。この統計調査には、当事者だけでなく賛否両論があります。理由は、「答えたくない」や「不信感がある」といった理由もあるそうです。ある調査会社によると、突然ダイレクトメールやパソコンのアンケートで回答ページに案内される事案もあったそうです。また、調査をする年齢にも偏りがあるということが指摘されている模様です。
こういった意見からみると、必ずしも出ている統計調査の結果が正しいとは言えないということになりますね!参考程度の数字ということにしておきましょう。
日本では、『セクシャルマイノリティ』に関するイベントは存在しているのかということについてみていきましょう。
調べてみると、『特定非営利活動法人 日本セクシュアルマイノリティ協会設立』というものが日本で2019年3月に設立されていてるようです。
そして、楽しく学べるように、定期的にイベントも開催していることが判明しました。ここでは、そのイベントについて紹介をしていきます。
特定非営利活動法人 日本セクシュアルマイノリティ協会が設立されたのは、2019年の3月でしたが、2017年『一般社団法人 日本セクシュアルマイノリティ協会』に名前が変更されて現在に至っています。
こちらの協会が活動をしている内容としては、イベントを開催したり、生活・暮らしのサポートなどもしているようです。また、企業との連携をしていて田原着やすい環境づくりも推進しているようですね。
イベントの内容としては、LGBT検定や、今流行りの謎解きゲームの開催、バーベキュー大会、ハイキングをしたりなど楽しいイベントも盛りだくさんで開催しているようですね!
また、楽しいイベントだけではなく、弁護士に相談できる日を設けたり、スカイプなどで無料相談できる窓口を設定しています。たくさんの人が悩みを抱え生きている状態かもしれませんが、団体が設立されたことで、同じ悩みを共有できるかもしれません。もし悩んでいる方がいればぜひ、こちらの団体『特定非営利活動法人 日本セクシュアルマイノリティ協会』のHPをご覧になってください。
性的少数者が、日本にもいることが明らかですが、まだまだ海外に比べるといろいろな問題が山ほどあります。例えば、結婚が認められないことや、病院に行ったとき、配偶者の扱いを受けることができず緊急時にサインができない、説明をしてもらえないなどが有名な問題です。
これらの問題を解決するのは、当事者だけでなく、周りの人が理解を示すことが重要になってくるでしょう。『同性パートナーシップ制度』を導入している地域は、現在12しかありません。これからも増えてくることが予想されていますが、まだまだといったところでしょう。
中国地方でいち早く導入したのは、岡山県総社市でした。大きい都市だけではなく、小さい街でも制度が導入されることで、住みやすい環境が作れるようになります。たくさんの人が理解をすることが大切なことです。差別が生まれることはあってはいけないことです。
日本でも『セクシャルマイノリティ』や『LGBT』の人たちが住みやすい環境にできるように新しい元号・令和で様々な変革ができるようにしていきましょう。
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T=Transgender(トランスジェンダー)を指します。意味は、心と体の性別が一致していない人のことを指します。ここで重要なことは、トランスジェンダー=「性同一性障害」ではないということです。
性別適合手術などの外科的処置をせず、ありのままの姿でいる人のことも指します。トランスジェンダーは、心と体の性別が一致していない人という意味でもありますが、広義の意味で使われる言葉です。