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北斗の拳の死兆星は実在した!?見えたら死ぬって本当なの?

国民的大ヒット漫画、ご存知「北斗の拳」には見えたら1ヶ月以内に死ぬという設定の「死兆星」が出てきます。フィクションのような設定の死兆星ですが、なんと実在するらしいです!今回は死兆星の場所や見たら本当に死ぬのかなど調べてみました!

北斗の拳に出てくる死兆星

最初に、北斗の拳や北斗の拳に登場する死兆星について紹介していきます。北斗の拳を知らなかった方も、この機会に覚えてみるのも一案です。それに死兆星を知らないという場合も、ためになるかもしれませんし知識を増やしてみてください。

北斗の拳って?

80年代にテレビアニメとしても放映された漫画の『北斗の拳』を知っているでしょうか。週刊少年ジャンプに掲載されていた作品であり、どちらかというと男性向けといった要素があるかもしれません。

 

伝説となっている暗殺拳『北斗神拳』の使い手であるケンシロウを主人公として、彼の生きざまを描いた作品で、ケンシロウの敵に対して放つ「お前はもう死んでいる」というセリフなども人気となりました。

北斗の拳で死兆星が出てくるシーンは?

北斗の拳での死兆星とは、死期が近い者や拳士が闘いの際に敗れる運命を負っている場合に頭上に輝くものです。本編においては、レイやトキ、マミヤといった人物が死兆星を見ています。ラオウについても、トキとの2度目の闘いやケンシロウとの最後の闘いで死兆星を見ました。

作中では『死兆星が頭上に落ちる』と表され、トキという拳士は「天を見よ!見えるはずだ、あの死兆星が!!」と言っています。

死兆星の設定は?

死兆星は死の運命にあるものの頭上に輝くとされ、北斗の拳の中ではその星を見た者はその年の間に死を迎えるとされています。明確な死亡フラグともなっているのです。北斗の拳の中では、見てしまうことで命にも関わるような星でもあるということになります。

死兆星は実在した?

物語には、その物語ならではの架空の設定などもあるため、登場する事柄や事象といったものが架空であることも考えられます。では、北斗の拳にも登場した死兆星は実在するのでしょうか。その点について探ってみたいと思います。

死兆星「アルコル」

死兆星は『アルコル』というのが正式名称であり、実在するものです。有名な北斗七星の中の1つで、アルコルは4等星となっています。死兆星とも呼ばれるアルコルは、2等星のミザールという星と寄り添うようにして輝いているのです。

 

北斗七星には他に2等星のドゥベやメラク、フェクダ、アリオト、アルカイド、3等星のメグレズから成り立っています。それに、アルコルは変光星(何かの理由によって明るさが変わる特殊性のある星のこと)でもあるのです。そのためか、東洋でも西洋でもこの星は不吉であるとされていました。

死兆星の位置は?

死兆星の位置は、ひしゃく型をした北斗七星の柄に見える部分から数えて2番目にある星の近くに位置しています。古代アラビアやギリシャ、ローマにおいては、死兆星が見えなくなったら危険であるとされていました。

死兆星が見えるかどうかにより、兵士の視力検査にも用いられてもいたとされています。視力が落ちているなら死兆星が見えなくなってきて、視力が弱ってきていると判断できるのです。

光害のため(天体観測に影響するから)星を観測するのに適していない市街地などでは、4等星であるアルコルは見えませんので、郊外などの星が見えやすい場所に移動をし、肉眼でも見えるか試すのも一案となります。

死兆星が見えたら死ぬって本当?

死兆星というのは、物語の中では見るとされていますが、見てしまうと本当に死んでしまうのでしょうか。しかし、かといって見たことで本当に死が迫ることになるのは、恐怖かもしれません。大変に気になるところだと考えられますので、その真相について迫ります。

死兆星を見たことで死ぬわけではない

『北斗の拳』の中では、先述の通りに死兆星をみると1年のうちに死んでしまうとされていましたが、これは物語上の設定になっているだけであり、単なるフィクションとなっています。死兆星を見たとしても死んでしまうことはありません。

 

ちなみに日本でも年齢を重ねていくにつれて、視力の低下により死兆星が見えにくくなってくることから、『寿命星』もしくは『四十暮れ』などと呼ぶ地域も存在したとされています。死兆星を見たことで死ぬのではなく、年を取ってきて視力が落ちて見えなくなり、死が近くなってくるということです。

『北斗の拳』は大ヒット作品?

ここで、『北斗の拳』という作品について詳しく触れていきましょう。『北斗の拳』はどのような内容の物語なのでしょうか。そのオリジナリティー溢れる独特な世界観などについて迫っていきます。

北斗の拳についてあまり知らなかった方も、これを機に覚えてみてください。

『北斗の拳』は199×年が舞台

『北斗の拳』は、武論尊(ぶろんそん)の原作で原哲夫の作画により、週刊ジャンプで1983年の41号から1988年35号まで連載されました。199×年が舞台であり、核戦争により人の文明もしくは秩序が失くなってしまい、幾度も争いが起きる最終戦争が終わった後になります。

 

この作品はハードボイルドである、北斗神拳という伝説の暗殺拳を伝承するケンシロウが主人公です。199×年というのは、作画を担当した原哲夫によると1999年を意識して書いたとされています。

断末魔の叫びも印象的

物語は、ケンシロウが用いる北斗神拳以外にも、他の登場人物があらゆる拳法を巧みに扱いながら戦いながら、宿命をも感じさせるような内容になっています。それだけでなく、北斗神拳により敵の頭もしくは胴体が破裂する描写においての、『ひでぶ』や『あべし』などの断末魔の叫びも話題となりました。

こうした断末魔の叫びは、斬新過ぎることから編集に誤植扱いを受けたこともあったとされています。原哲夫は後に断末魔の描写を『凄く考えた』と話していて、人が死ぬのをリアルに描きたくなかったのだとしています。

ケンシロウは許嫁のユリアを奪われた

ケンシロウは物語の冒頭において、以前の親友であったシン(南斗聖拳の継承者)により7つの創傷を胸に刻まれたうえに、将来を誓ったユリアという許嫁を奪われてしまいました。元々は暴力などは嫌いで優しい心を持つケンシロウは、復讐の鬼を化し敵を倒していきます。

北斗神拳は一子相伝の暗殺拳

ここで、北斗神拳とはどういったものなのかを見ていきましょう。北斗神拳は一子相伝となっている暗殺拳で、中国拳法の1つの流派であるとされています。人の持つ潜在能力を全部生かして、そのエネルギーを持って人体に多くあるとされる『経絡秘孔』を突き人の体を内部より破壊するのが主となっている、一撃必殺の拳法なのです。

巨漢であっても、体の色々な部分にある秘孔を突かれると筋肉が異様に収縮することで、自身の体を制御できなくなります。

北斗の拳が名探偵コナンとコラボするの?

一世を風靡したハードボイルド漫画である北斗の拳が、あの名探偵コナンとコラボをするという話があります。作品が掲載された時代は異なるかもしれませんが、どちらも人気漫画ですし、そのコラボの内容が気になるところでしょう。

『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』とコラボ

北斗の拳が、人気アニメ名探偵コナンの劇場版シリーズの最新作である『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』とコラボをします。この夢のような企画は、どちらとも作品のタイトルに"拳"の文字が使われていたことがきっかけで誕生しました。

 

劇場版も23作目である今作は、初めての海外であるシンガポールが舞台となっているのが特徴です。世界で最大とされるブルーサファイアを巡って、コナンや怪盗キッドが殺人事件や巨大な陰謀に巻き込まれてしまうというストーリーとなっています。

 

作中には、400戦無敗という空手家である京極真も劇場版に初登場しているのです。

空手家・京極真よりも強いのがケンシロウだった

空手家の京極真は、名探偵コナンの原作者である青山剛昌が、『出る漫画を間違えた』というくらいに強いキャラクターとなっています。そして、京極真はいつも自分よりも強い相手を探しているというのが特徴です。

そこで、名探偵コナンのスタッフがそんな相手を探したところ、ケンシロウの作品である北斗の拳に白羽の矢が立ったのでした。それを北斗の拳側も快諾し、コラボムービーとコラボイラストが実現することとなったのです。

コラボムービーでは、ナレーションを声優の神谷明がケンシロウとして担当しています。

北斗の拳がビックリマンチョコともコラボ?

あなたはビックリマンチョコをご存知でしょうか。サクサクのウェハースタイプのおかしにチョコが挟まっているもので、シールがおまけに付いてくるのが魅力であり、その昔に子供達はこぞってシールを集めたものです。

そのビックリマンチョコと北斗の拳もコラボしているという話があります。

北斗のマンチョコ<35thアニバーサリー>が発売中

2019年4月23日より、ロッテから静岡を含めた東日本において『北斗のマンチョコ<35thアニバーサリー>』が発売されています。これは、原作35周年のアニバーサリーとなる、北斗の拳とビックリマンチョコがコラボした商品なのです。

 

今回は先行発売ということですので、販売されていない地域も今後発売となる可能性があるかもしれません。

『北斗の拳国民総選挙』の上位キャラのシール封入

北斗のマンチョコ<35thアニバーサリー>は、サクサクとした食感が持ち味の美味しいウエハースにシールがセットになっています。ビックリマンイラストレーターが書き下ろした、全部で24種類のシールがランダムで封入されているでしょう。

北斗の拳が原作35周年を記念して行われた、『北斗の拳国民総選挙』というイベントでランキングの上位20キャラクターがシールとなっています。例えば、ビックリマンのヘッドロココが北斗の拳のケンシロウに変わり"ケンシロココ"になったいたりと、子供時代にビックリマンや北斗の拳を楽しんだ大人達も楽しめる企画であると考えられます。

さらに、シールの裏面にはQRコードが付いていて、それを読み取ると北斗の拳で有名でもある声優の千葉繁のボイスを聞くことができるのです。この試みは、ビックリマンとしては初めてとなっています。

『北斗の拳 イチゴ味』があるの?

北斗の拳イチゴ味という物語もあることをご存知でしょうか。北斗の拳というと男性向け要素が強くてハードボイルドな内容であり、女性らしさを感じる"イチゴ味"という言葉がどうしてミックスされたのか、不思議に思う方もいるかもしれません。

その真相について見ていきましょう。

『北斗の拳 イチゴ味』はWeb掲載の漫画

『北斗の拳 イチゴ味』は、原作は武論尊と原哲夫が担当し、作画については行徒妹が担当している漫画です。2013年よりYahoo!ブックストアにある『Webコミックぜにょん』で連載されています。ただ、2019年現在は作者の体調不良のため休載中となっているのが現状です。

 

ファンとしては、作者の方に早く復帰して連載を再開してほしいでしょう。

聖帝を自称するサウザーのパロディ漫画

『北斗の拳 イチゴ味』は、北斗の拳に出てくるサウザーというキャラクターが主人公となっているパロディギャグ漫画です。サウザーは南斗聖拳の『将星』の男であり、自分を聖帝であると名乗っているのが特徴となっています。

パロディギャグ漫画には、他にキャラクターをデフォルメしているものもあるのですが、『北斗の拳イチゴ味』の場合は、作者が原哲夫の作風に寄せてキャラクターを描いているのが大きな特徴です。

北斗の拳の画風なのにギャグを発するキャラクターも魅力の作品なのかもしれません。

北斗の拳がパワプロともコラボ?

作品が、様々なコラボをしていると楽しいのではないでしょうか。北斗の拳は、野球ゲームともコラボを行っていました。大変に異色の様にも思えるかもしれませんが、興味深いものですしコラボの詳細を探りましょう。

イベント名は『世紀末ヒャッハー伝説』

北斗の拳のコラボは、まだあります。野球ゲームとしてお馴染みの『実況パワフルプロ野球』とコラボしたのです。このコラボは、『世紀末ヒャッハー伝説』と銘打って準備期間も併せて2018年の11月下旬から12月上旬にかけて行われました。

このコラボは、マス形式のイベントとして行われたのです。全部で12個のマスがあり、試合に勝つことで1マス進むことができるというのが基本でした。5戦目はレイで、最終戦はシンとの対決となっています。

レイに負けると2マス戻り、シンに負けると3マス戻ることになるため注意が必要です。最終戦に勝てば、また1マス目からのスタートとなりました。

『死兆星』対決がある

北斗の拳の死兆星は、パワプロのコラボでも登場します。『死兆星対決』というものであり、試合中に発生するものでした。この死兆星対決で勝利をすると勝利ボーナスがもらえるのですが、負けてしまうと相手の選手に死兆星が現れるのです。

死兆星のある選手は、試合をするたびに大きくなっていって最大となると旅立つこととなるので、注意が必要となっていました。

北斗の拳に登場する死兆星は見ても死なない

北斗の拳には死兆星というのが登場し、作品の中では見えると死ぬとされています。北斗の拳に登場する死兆星は、実在し見たとしても死ぬわけではありません。本当の死兆星というのは北斗七星のごく近くにあり、目が悪いと見えないために、見えないと反対に危険であるとされています。

作品を通してこの様な知識を得るというのも良いことかもしれません。そして、あなたも夜空を見上げて死兆星と言われる北斗七星のアルコルを探してみるのも一案です。

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