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三上博史55歳!伝説の元祖月9ドラマからWOWOW作品まで出演作を特集

'80年代後半から'90年代前半にかけて「トレンディドラマのエース」と呼ばれ数多くのトレンディドラマに出演した三上博史さんも55歳。今なおカッコいい三上博史さんの代表作を含め、意外と知られていない最近のWOWOWでの活躍ぶりなども合わせて特集します。

三上博史さんの簡単なプロフィールから

本名 三上博史
出身地 東京都
身長 171 cm
血液型 O型
事務所 有限会社三上事務所

高校在学中に、友人に誘われてついて行ったオーディションで寺山修司監督に見いだされ、寺山監督作品のフランス映画『草迷宮』にいきなり主演で俳優デビュー。
華々しいデビューですね。
しかも、ついて行ったオーディションでっていうのが、思わず「言ってみえてぇ!」って叫びたくなるほどのエピソードですね。
ドラマでの初主演は、1984年のTBS系ドラマ『無邪気な関係』です。
そして、1987年の映画『私をスキーに連れてって』で一躍注目を浴びることになるわけですが、ここから三上博史さんは「トレンディドラマのエース」街道をまっしぐらということになります。

三上博史さん出演ドラマその1・久保田利伸さんの主題歌もヒット『君の瞳をタイホする!』

1988年、三上博史さんはフジテレビ系ドラマ『君の瞳をタイホする!』に出演します。
このドラマ、実は「月9・トレンディー路線シリーズ」の第1作目なんです。
30年前に始まった流れなんですね。
これこそがトレンディドラマの元祖なんですよ。皆さんお忘れかもしれませんが。

主演の3人のうち、既に人気があった陣内孝則さんと柳葉敏郎さんとは別に、三上博史さんの女性人気がこのドラマで大爆発。
このドラマは全12回の平均視聴率が17.4%、最終回の視聴率が21.4%を記録したことを受け、翌1989年には設定を学校換えて引き続きこの3人で即製作という話になりましたが、三上博史さんのあまりの人気の爆発ぶりにテレビ出演や映画出演が急増したため、三上さんは降板しキャラが似るということでBARBEE BOYSのボーカル近藤敦さんと前述の2人でトリオを組み『愛しあってるかい!』というドラマが作られました。
このドラマはトレンディドラマの走りだけあって、ファッションやライフスタイルや音楽まで全てがカッコよく、主題歌の「You were mine」も大ヒットし、このドラマがきっかけで久保田利伸さんの知名度も一気に上がることになりました。

三上博史さん出演ドラマその2・トレンディドラマ初主演『君が嘘をついた』

同じく1988年、三上博史さんはフジテレビ系ドラマ『君の瞳をタイホする!』に出演します。
三上博史さんはこれがトレンディドラマ初主演となりました。
そして、あの野島伸司さんの連続ドラマでの脚本デビュー作でもあります。
このドラマは、平均視聴率は17.3%、最高視聴率は最終回の20.0%でしたが、これでも当時は月9ドラマとしては平凡な視聴率だと言われました。
時代ですね。
このドラマには、ブレイク前の鈴木保奈美さんや東幹久さんなども出演されています。
それにしても、見て下さいよ、三上博史さん綺麗な顔してますね。

三上博史さん出演ドラマその3・衝撃の三重人格『あなただけ見えない』

Date of Birth「you are my secret」(1992)

1992年、三上博史さんはフジテレビ系ドラマ『あなただけ見えない』に出演します。
これも月9です。
三上博史さん出演のドラマの中で最も印象に残っているのは、皆さんやはりこの作品ではないでしょうか。
三上博史さんはこの作品で、主人公青田和馬、そしてその中に潜む別の人格である高野淳平と明美、実に三重人格のキャラクターを演じました。
特に終盤に出てきた最後の人格「明美」の登場シーンが衝撃的過ぎて、翌日友達との会話の話題はこのドラマのことばかりだったのを覚えています。
このドラマの平均視聴率は16.3%、最終回が最高視聴率22.0%を叩きだしました。
このドラマの主題歌が当時には珍しく日本人アーティストながら全編英語詞で歌うDate of Birthの「you are my secret」という曲だったのですが、斬新でした。
しかし、洋楽と違って全く韻を踏まない英詞に少し違和感は覚えました。

三上博史さん出演ドラマその4・尾崎豊さんが主題歌『この世の果て』

1994年、三上博史さんはフジテレビ系ドラマ『この世の果て』に出演します。
これも月9です。
そして野島伸司さん脚本です。
そして暗い作品が多い野島作品の中でも特に暗いドラマだと言われていて、好き嫌いは大きく分かれると思います。
しかしながら、平均視聴率22.9%、最高視聴率25.3%(第7話)と高い支持を得ました。

三上博史さん出演ドラマその5・また月9『リップスティック』

lipstick Episode 3

1994年、三上博史さんはフジテレビ系ドラマ『リップスティック』に出演します。
これも月9です。
そしてまたまた野島伸司さん脚本です。
月9と言えばキムタクというイメージがあるかと思いますが、三上博史さんは実は木村拓哉さんに次ぐ8作品に出演しています。(木村さんで10作品。)
実は、当初は木村拓哉さんが主演のドラマが制作される予定だったところが、クランクイン直前に企画が変更されたため降板となり、急遽三上さんが出演することになったということなんです。
このドラマは、三上博史さん演じる少年鑑別所職員と、広末涼子さん演じる傷害事件を起こして収容された少女との心通わせる悲恋を描いたドラマでした。
このドラマでの広末さんは可愛かったですし、三上さんもとてもカッコ良かったです。
主題歌であるレベッカの「フレンズ」が再度ヒットしたことでも知られています。
平均視聴率は16.3%、最高視聴率は19.4%(第1話、第2話)でした。

三上博史さん出演ドラマその6・wowow版『下町ロケット』

三上博史さんは実は2002年の『交渉人』から昨年2017年の『社長室の冬 〜巨大新聞社を獲る男〜』までのWOWOWプライムのドラマWへの出演作8本全てで主演を果たされています。
いまや「トレンディドラマのエース」から「WOWOWドラマのエース」へと転身を図られたかのようです。
WOWOWプライムのドラマWは、芥川賞や直木賞を受賞した人気作家の過去の未映像化作品や「このミステリーがすごい!」上位ランクイン作など、話題の作品の映像化に積極的で全作品ハイビジョンでの製作ですし、とにかくお金をかけた良い作品が目白押しなんです。

阿部寛さん主演で『下町ロケット』ですが、WOWOW版では三上博史さんが主役の佃航平を演じているんです。
脇を固めるのは、綾野剛さん、渡部篤郎さん、寺島しのぶさん、田村亮古さん、谷一行さんと錚々たるメンバーです。
地上波よりも豪華じゃないですか。
ストーリーを知っていても、阿部さんとはまた違ったイメージで楽しめますよ。

55歳になった三上博史さんの今後の活躍

今年2018年の三上博史さんですが、5月公開の映画『モリのいる場所』に出演されます。
ドラマにも毎年地上波BS問わずコンスタントに出ていらっしゃるので、今年もテレビで活躍を見ることができるでしょう。
55歳を迎えられてもカッコ良い三上博史さんには、是非月9主演の最年長記録と、ついでに木村拓哉さんが持つ最多主演回数を超えてほしいですね。
この方ならできると思います。

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