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    公開から50年!?支持され続けている映画『卒業』の魅力とは?

    1976年に公開された映画『卒業』。公開されてから、2017年で50年を迎えます。今でも人気の映画『卒業』の魅力を、あらすじやキャスト、主題歌などから読み解いてみたいと思います。また、続編が出たという噂についても、調べているのであわせてご覧ください!

    映画『卒業』とは?

    1967年に公開された、映画『卒業』

    原作は、チャールズ・ウェッブによる同小説です。

    大学を卒業した青年が、将来の不安を抱えながらも、真実の愛を探し求める、青春恋愛映画です。

    映画『卒業』のあらすじ

    ベンジャミン(ダスティン・ホフマン)は優秀な成績で大学を卒業し町に戻ってきた。そんなベンジャミンを両親は盛大なパーティーで迎えた。ベンジャミンはその騒ぎについて行けず、部屋に逃げこんだ。そんなベンジャミンにロビンソン夫人(アン・バンクロフト)が声をかけ、家まで送らせる。家に上がるようにベンジャミンを誘うと、ロビンソン婦人は裸になって彼を誘惑した。そのときロビンソン氏が帰宅し、その日は別れた。
    しかし数日後、ベンジャミンは自分の方からデートを申し込み、二人は頻繁にホテルで密会するようになる。しかし、ロビンソンの娘エレーヌ(キャサリン・ロス)が学校の休暇で帰省して、両親により無理矢理エレーヌとつき合わされたベンジャミンは、徐々に彼女を愛するようになった。ロビンソン夫人は、ベンジャミンと娘がつき合ったら、不倫関係を暴露すると脅迫した。しかしベンジャミンはあきらめず、ロビンソン夫人はベンジャミンから無理やり関係を迫られたと、娘に告げる。
    ショックを受けたエレーヌは、新学期の始まった学校へ戻った。ベンジャミンはエレーヌ追い、大学の町まで追いかけたが、そこはロビンソン夫妻が娘と結婚させようとしているカールという青年がいた。ベンジャミンの必死の説得も甲斐なく、そのエレーヌとカールの結婚式が挙行されることになった・・・・・・・・

    出典:http://hirahi1.seesaa.net

    映画『卒業の予告動画

    映画『卒業』の解釈

    同映画は、反戦映画だと解釈する人もいます。
    大人たちの支配下から、青年が自らの意思で脱出する映画、というのが一般論です。

    しかし、映画『卒業』が公開された1976年は、ベトナム戦争真っただ中であり、社会の情勢を反映した映画、という見方もあります。


    いずれにしても、自分の意思を貫いて行動する大切さを教えてくれる、素晴らしい映画です。

    映画『卒業』の主題歌

    1964年にデビューした『サイモン&ガーファンクル』

    ポール・サイモンが作り出す、哲学的で思索的な深い詞や曲、そしてアート・ガーファンクルの美しい歌声が見事にマッチした曲は、当時のアメリカのみならず、世界中で愛されたアーティストです。


    映画『卒業』に主題歌として『サウンド・オブ・サイレンス』が起用され、世界的に知られるきっかけとなりました。

    映画『卒業』のキャスト

    ここからは、映画に出演した主要キャストをご紹介します。

    プロフィールや、その他の代表作についても触れていきますよ♪

    ダスティン・ホフマン

    【生年月日】 1937年8月8日(80歳)
    【出身地】  アメリカ・カリフォルニア州
    【身長】   165㎝

    主人公のベンジャミン・ブラドックを、ダスティン・ホフマンが演じています。

    当時30歳のダスティンでしたが、大学を卒業して将来への不安を持つ青年を、見事に演じています。


    ダスティンは、映画『卒業』の他に、メリル・ストリープと共演した映画『クレイマー、クレイマー』やトム・クルーズと共演した映画『レインマン』などに出演しています。

    アン・バンクロフト

    【生年月日】  1931年9月17日
    【没年月日】  2005年6月6日(73歳没)
    【出身地】   アメリカ・ニューヨーク州

    エレーンの母親であり、主人公ベンジャミンを誘惑するミセス・ロビンソンを、アン・バンクロフトが演じています。

    ベッドシーンで、黒のストッキングをはくシーンは、映画のポスターなどに起用されるほど、妖艶で印象的なシーンとして残っています。


    アンは、映画『奇跡の人』や映画『女が愛情に渇くとき』などに出演しています。

    キャサリン・ロス

    【生年月日】  1940年1月29日(77歳)
    【出身地】   アメリカ・ロサンゼルス州


    ヒロイン・エレーンを、キャサリン・ロスが演じています。

    キャサリンは、映画『卒業』出演後、映画『明日に向かって撃て!』にも主演したことで、人気スターとなります。
    その後は、アメリカのテレビに出演することが多くなりました。また、児童文学作家として、2冊の本を出版するなど、活動は多岐にわたります。

    映画『卒業』のラストシーンは?

    エレーンの結婚式に、ベンジャミンが乱入し、2人で逃げ出します。

    そして、長距離バスに飛び乗って遠い地へ行くシーンで、映画は終わります。


    バスの中で、ベンジャミンとエレーンが、時折顔を見合して微笑み合うシーンがありますが、ふと不安げな表情になったりと、将来への希望と不安が織り交ざっているのが、よくわかるシーンです。

    映画『卒業』ラストシーンの動画

    ラストだけを見たい!という忙しいあなたのため、映画『卒業』のラストシーンの動画をここでご紹介します。

    主題歌の『サウンド・オブ・サイレンス』のMV風の動画ですが、映画のラストがよく分かる動画です。

    映画『卒業』のその後は?

    1960年にチャールズ・ウェッブが、小説『卒業』を発売してから約40年後の2008年

    続編となる小説『ホームスクール』が発売されました。

    映画の11年後を、続編で描かれています。


    無事に結婚したベンジャミンとエレーンですが、またそこでも新たな問題が噴出するという内容です。
    一難去って、また一難とはこのことなのでしょうか。

    【まとめ】今も愛され続けていた映画『卒業』

    映画『卒業』のあらすじやキャスト、主題歌などをご紹介してきました。

    映画公開から50年経ちますが、現在でも多くの人に見続けられている理由は、普遍的なテーマを扱った内容だったからだと思います。

    誰もが苦悩する、将来への不安や恋愛など、今見ても共感できる内容だからこそ、支持されているのでしょう。


    内容が気になった人は、ぜひ、映画『卒業』、そして続編の『ホームスクール』を見てみて下さい!

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