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    レイプ被害を告発したジャーナリスト・伊藤詩織の華麗なる経歴とは?

    2015年に当時TBSの政治部記者でワシントン支局長だった山口敬之によるレイプ被害を訴えたジャーナリストの伊藤詩織。日本人女性に勇気を与えたとして、世界各国のメディアからも注目されました。この記事では伊藤詩織の経歴や学歴、現在について詳しく紹介します。

    伊藤詩織の生い立ちやプロフィール

    レイプ被害を訴えて話題になったジャーナリストの伊藤詩織さん。主に海外メディアで映像ニュースなどを発信している伊藤さんですが、そんな彼女の生い立ちやプロフィールを調べてみました。

    神奈川県出身で9歳からモデル

    伊藤詩織さんは、1989年に神奈川県で生まれました。伊藤さんは、9歳の頃からモデルとして活動していたそうです。モデルをしていた子供のときの画像はネットで検索しましたが見つかりませんでした。

    江田亮アナとは中学校の同級生

    神奈川県川崎市出身のCBSテレビのアナウンサーでプロ野球中継などを担当している江田亮さんは、中学生時代は伊藤詩織さんと同級生だったそうです。中学時代の伊藤さんは美人だったと話しています。

     

    そんな美人だった伊藤さんは中学3年のとき、部活で大ケガをして長期入院したことがあったそうです。

    ジャーナリスト・映像作家として活動

    伊藤詩織さんの肩書はジャーナリストで、2018年にHanashi Filmsを共同設立しドキュメンタリーの監督も務めています。伊藤さんが初監督したドキュメンタリー『Lonely Death』は、国際メディアコンクールNew York Festivals2018で銀賞を受賞しました。

    カルバン・クラインの広告動画に出演

    伊藤詩織さんは、29歳の時にアメリカのファッションブランド、カルバン・クラインの広告動画のモデルの1人として出演したことがあります。

     

    「MY STATEMENT.#MYCALVAN」と題するキャンペーンで、中国、韓国、台湾、香港、インド、日本のアーティストやアクティビストたち10名のうちの1人として選ばれたのだそうです。広告動画では、伊藤さんは「映像作家(ジャーナリスト)/サイレンスブレーカー」として紹介されています。

     

    「サイレンスブレーカー」とは、“沈黙を破った人たち”という意味です。

    高い英語力は留学のおかげ!伊藤詩織の華麗なる学歴

    伊藤詩織さんは、外国の高校や大学に留学した経験があり英語力が髙いそうです。どの国に留学したのか、また外国ではどんなアルバイトをしていたのかなどを調べてみました。

    高校時代にアメリカ留学

    伊藤詩織さんは、高校時代、1年間アメリカのカンザス州にホームステイ留学をしました。留学時代は、奨学金とバイトをしながらお金をやりくりして暮らしていたそうです。

    日本の短期大学を卒業

    伊藤詩織さんは、日本の短期大学を2010年に卒業しているという情報があります。ただ、大学名を公表しておらず、本当に日本の大学を卒業しているのかどうか疑問を持たれることもあるようです。

    ニューヨークの大学でジャーナリズムを学ぶ

    伊藤詩織さんは、2013年にジャーナリズムと写真を学ぶためにアメリカ・ニューヨークの大学に入学しました。学校名は不明です。また、伊藤さんはイタリアにも留学したことがあるそうですが詳細は分かりません。

    ピアノバーでバイトして学費を稼ぐ

    伊藤詩織さんは、アメリカ・ニューヨーク留学時代は、学費と生活費を稼ぐためにベビーシッターやピアノバーで働いていたそうです。留学に両親は反対していたそうで、仕送りはなかったらしいです。

    伊藤詩織の現在(2021)は?

    伊藤詩織さんは、現在どこに住んでいて、どんな活動を続けているのか、またTIME誌に彼女が登場したことがありますが、それが何だったのかを調べてみました。

    英国・ロンドンを拠点に活動

    伊藤詩織さんは、2018年からイギリス・ロンドンを拠点に主に海外メディアで映像ジャーナリストとして国内外で作品を発表し続けていて、現在もロンドン在住のようです。伊藤さんのサイトで彼女が関わったドキュメンタリー動画を見ることができます。

    「世界で最も影響力のある100人」に選ばれる

    伊藤詩織さんは、2020年9月23日に、TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出されました。伊藤さんの紹介文は、フェミニストで社会学者・上野千鶴子さんが執筆しており、「(彼女による)性的暴力の勇敢な告発で日本人女性の人生を永遠に変えた」と評価しています。

     

    同TIME誌には、日本からもう1人、テニスの全米オープンを制した大坂なおみさんも選出されています。

    モデルとしても活動している

    伊藤詩織さんは、9歳のときにモデルとして活動し、29歳の時にカルバン・クラインの広告動画にモデルの1人として出演しました。美しい容姿の伊藤さんですが、現在は、どうもモデル活動はしていないように思われます。

    レイプ被害を告発した事件のおさらい

    伊藤詩織さんは、男性記者にレイプされたと被害届を出し、裁判になったことがあります。伊藤さんのレイプ被害がどんなものだったのか、また裁判の結果はどうだったかなどを調べてみました。

    TBS政治記者の山口敬之との出会い

    伊藤詩織さんがニューヨークに留学しピアノバーでバイトをしていたとき、当時TBS政治記者でワシントン支局長だった山口敬之さんと出会ったと言われています。ジャーナリスト志望だった伊藤さんは、インターンシップ(企業で体験的に働く制度)体験を望んでいて、山口さんに相談を持ちかけたらしいです。

    2015年にレイプ被害に遭う

    伊藤詩織さんは、日本に帰国していた2015年4月3日に、就職先を紹介してもらうために山口敬之さんと会いました。その際、深夜から4日の早朝にかけて飲酒したそうで、意識を失ってホテルでレイプされたとのことで同年4月30日に準強姦容疑で警視庁に被害を出しました。

     

    山口さんは、8月26日に書類送検されました。

    刑事訴訟・民事訴訟で争う

    山口敬之さんの準強姦容疑について、2016年7月に東京地方検察局は嫌疑不十分とされました。伊藤詩織さんは、2017年5月に検察審査会へ審査を申し立てましたが、同年9月に東京第6検察審査会は、不起訴を覆すだけの理由がないとして「不起訴相当」と議決しました。

     

    その後、伊藤さんは2017年9月に山口さんに対して「望まない性行為で精神的苦痛を受けた」と主張し、1100万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こしました。山口さんは、伊藤さんの主張を全面的に否定し、伊藤さんに対して慰謝料1億3000万円と謝罪広告の掲載を求めて反訴しました。

    裁判は、伊藤さんと山口さん双方の訴えを同時に審理し、2019年12月18日に伊東さんの請求を認めて300万円の支払いを山口さんに命じました。山口さんの反訴は「名誉毀損に当たらない」と請求を棄却されました。

    性暴力被害を訴える本「Black Box」を出版

    伊藤詩織さんは、2017年10月に性暴力被害を訴える本『Black Box』(文藝春秋社)を出版しました。本には、伊藤さんが山口さんから受けた性暴力のあらましや、被害者となった伊藤さんを取り巻く社会の反応を綴っています。

     

    伊藤さんの勇気ある行動が世界でも大きく取り上げられたこともあり、本は、累計販売部数が5万部、ネット書店ではランキング1位を獲得するなど反響も大きかったようです。

    伊藤詩織の家族構成

    ジャーナリストとして活動を続けている伊藤詩織さん。彼女の家族については彼女自身ほとんど語っていませんが、両親や兄妹について調べてみました。

    父親は建築関係の仕事

    伊藤詩織さんの実家は神奈川県で、彼女の父親は建築関係の仕事をしているそうです。建築会社を経営しているのか建築設計士なのか、詳しいことは不明です。

    兄弟は弟と妹がいる

    伊藤詩織さんには、妹と弟がいます。伊藤さんが1989年7月12日生まれで2021年現在31歳ですから、30歳または20代になります。名前や職業などは不明です。

     

    伊藤さんが、性暴力被害を訴えたのは妹の存在があったかららしいです。伊藤さんが妹を見たとき、「もしもこの子が被害を受けたら、どうなっていただろう」と考え、自分の事では動けなかったけどもし妹だったら思うと、徐々にやるべきことが見えてきたらしいです。

     

    伊藤さんが性暴力被害を訴えたとき、「なんで、お姉ちゃんがやらなきゃならないの?」と妹から言われ、彼女とは距離ができてしまったそうです。その後、話し合うことによって関係は修復したらしいです。

    母親は専業主婦との情報あり

    伊藤詩織さんの母親は、専業主婦のようで年齢は60歳前後らしいです。母親は、伊藤さんの性暴力被害に関する裁判を傍聴したことがあるらしく、「娘の勇気を誇らしく思っています。心配もありましたけど、よく頑張ったとほめてあげたい」と話しています。

    世界を股にかけてジャーナリストとして活躍を続ける伊藤詩織

    伊藤詩織さんは、日本だけでなく世界を股にかけ、現在も女性問題や社会問題にカメラを向け、映像ジャーナリストとしてドキュメントを撮り続け発信しているようです。

     

    これからも、前向きに色々な問題に取り組んでいく伊藤さんの勇気ある行動に注目していきたいものです。

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